葉隠太公望

男闘呼釣り石鯛

佐賀県唐津市呼子 小友漁港

小友漁港!!
そう、私の海釣りの原点がここにある。
12年前、ドライブでイカを食べに呼子へ来て、何気なく立ち寄った小友漁港。
防波堤には、15人ぐらいの年配の人たちが、等間隔に座り、竿を振っていた。
まるで、土佐のカツオ1本釣りとまではいかないが、必ず誰かが竿を曲げている状況で、
その時、初めて目にしたのが、あの銀鱗、チヌであった。次々と釣れていた。
これが入れ食いというものか!
それからというもの、毎週毎週、ここに通う毎日が続いた。しかし、全く釣れない。釣りきれない。
そう、ここは、カゴ釣りがメインで、フカセ釣りではとうてい太刀打ちできなかった。
フカセ釣りをしていても、ギャラリーからは、フカセは無理との野次も何度と無く受けた。
悔しかった。いろいろと試行錯誤もした。しかし、釣れなかった。
結局、これまで、このポイントでチヌを釣ったことは無かった(約12年間)。今日までは!!!




久しぶりに、唐津に住んでいる知人から電話があり、遊びかたがた呼子で釣りをすることになった。
ポイントは、小友漁港!
今、寒チヌが釣れるという事で、ここで竿を出すことにした。もちろんフカセ釣りだ。
知人は、ここのポイントで35~40cmのチヌをフカセで20枚ゲットしたことのある達人だ。
天気が悪く、小雨は、ずっとぱらついている。東の風だがねんてことない。ただ、さすがにこのポイントは高い。海面から7mはある。下をみるとフラッとすることもある。

知人が仕掛けをセットしている間、私は、しきりに、まきえさを足元に打ち込んでいた。ひたすら。
ばっかん一杯分は優に入っただろう。それから、私は自分の仕掛けをセットした。
潮は上げ潮で東の方へ流れている。しかし、ウキがケーソンの前に流れて、今度は、北の方へ(沖の方へ)流れていく。
これは、いけるかも、と思い、20m仕掛けが流された時点で棒ウキが、スローに消しこんだ。
ほんと、微妙な当たりだ。
10秒ほどためて、思いっきり合わせを入れると、下の方へガンガン突っ込んでいく。クロか?
いや、この重量感、チヌだ。8mのタモでゲットしたチヌは37cmあった。寒チヌだ。



小友漁港でのチヌは、初ゲットだ。
以降も、当たりはあるものの、2度のバラシ、タモ入れ寸前のハリ外れ。。。。

結局は、午前中でチヌ2枚ゲットできた。




呼子の波止はほんと難しいね。カゴ釣りが多いから、魚がすれまくってますよ。

ちなみに、知人は丸ボーズでした。午後から雨・東の風が強くなり、撤収。
リベンジできてよかった。

以上、葉隠太公望ですた。