葉隠太公望

男闘呼釣り石鯛

コタイ!

3年前は、高知県に住んでいた。
実にいいところだった。
最初は、高知市内に住んでいて、次に南国市というところに引っ越した。
いずれも、車を20分程度走らせれば、すぐに海に着く。ほんと、海の近くだった。
午後は、仕事をさぼり、よく、防波堤(堤防)へ行き、竿をたらしたものだ。
海は、太平洋だ。釣れる魚は南方系の魚が多かった。イガミ(ブダイ)、キツ(イスズミ)、タマミ(フエフキダイ)、コタイ(コロダイ)など。。。

しかも、太平洋なので、堤防での釣りも、大物が良く釣れた。
ちょうど、その日は、仕事休み。
朝、6時に出発。嫁には、事前に朝の11時ごろには帰ってくるといっていたので、
すぐさま、出発。ほんの4時間程度の近場の行きつけの堤防である。
つけえさも、撒き餌さも生のオキアミで、フカセ釣りである。
集魚剤は混ぜない。オキアミを尺で足元にこぼす程度。
海の底では、撒き餌に寄ってきて、型のいい、魚が寄ってきている。
何の魚かは分からない。
そのうちに、いつのまにか、ウキが沈んでいることに気づく。
合わせを入れる。根がかりか? いや、何か首を振っているような感触。
そのうちに、猛烈な勢いで沖に引っ張り出した。何だ。チヌか?

ようやく浮いてきたのは、70cm近いコタイ!!



68cm 3.2kg   
コタイ(コロダイ):スズキ目イサキ科
高知県南国市住吉漁港


なかなか、デカイ!
よく、こんなんが、波止で釣れるもんだ。
そう、ここの波止は、いろいろな大物が釣れる。
ていううか、高知の波止はどこでも、大物が釣れるのだ。
しかも、自宅から20分程度のポイントだ。
九州では、佐世保や五島方面での磯でしか見る機会がないだろう。
しかし、食味はイマイチ。
この魚の近似種でコショウダイという魚がいるが、こちらの魚が絶品だそうだ。
高級料亭でしか目にかかれないとのことだ。私は食べたことがないのだが。。。

自宅に帰っても、嫁は驚くばかり。。。
なんせ、この顔だもんね。




しぶしぶ調理したのを今でも思い出す。

以上、葉隠太公望ですた。