葉隠太公望

男闘呼釣り石鯛

大分県蒲江 深島 イタズラバエ

高速を使って、約3時間、
大分道降りて、さらに1時間!
行き着く先は、大分県蒲江。

時刻は、朝の4時!
港はまだ、真っ暗であるが、休憩室には、ストーブがついており、
4~5人が、寝袋で仮眠している。

我々も、道具を船着場に集め、
防寒着、グロブ、ライフジャケット、バギーブーツ、ヒップガードを装着。
着々と出港準備にとりかかる。

そうこうしている間に、峰岸徹(今は亡き)似のおじさんが、
おはよう!とあいさつしてきた。

そう、この船長こそが、蒲江深島の瀬渡し案内をする
真徳丸船長だ。実に感じがいい。


真徳丸に荷物を積み入れ、釣り客10名程度を乗せ、5時に蒲江港
を出港。海は、ナギ。深島群礁には20分程度で到着!
連れは、石鯛狙い、私は、グレ狙い。
ポイントは、イタズラバエ!北西風の風裏であり、風の影響はほとんどうけない。
海面より8mの高さがあり、
瀬付け時は、岩を駆け上がり、荷物の受け渡しを行う。超上級者向けのポイントだ。


あと、船長に
昼の弁当予約を行う。
そう、大分の渡船は、瀬渡し料金と別料金を払えば、時間になると、手作り弁当を
わざわざ、船でポイントまで届けてくれる。実にありがたい!
また、格別にうまい!


さあ、夜明けとともに実釣開始。
グレのあたりはほとんどない。
そう、このポイントは石鯛メインのポイントで、もろに当て潮が当たる。
まきえも、沖にはいかない。なかなかの難関である。
それをあえて、ポイントとして選んだ。
釣りは、ちょっとした、潮の動きの変化で時合いがくる。そこを見逃してはならない!

その間に、連れの竿が海面へたたきつけられるように弧を描いている。
石鯛の当たりだ(たぶん)。
弧を描いた竿が戻らない。なかなか戻らない。まるで、海に引きずりこまれているように見える。
とても、太刀打ちできない様子だ。
やがて、ゴムが切れるように、竿先が宙に舞った。
痛恨のバラシである。クチジロか!
連れは、昨年、この場所で64cmの本イシをしとめており、
月刊誌“石鯛倶楽部”では、表紙を飾っている。

潮の動きが、沖に払い出すような動きになってきた。
撒き餌を手前に打ち込み、遠投で沖目を狙う。沖には決して撒き餌を打たない。
日が明るくなるに釣れ、撒き餌がうまく沖に沖に漂っていき、狙ったポイントへ流れていく。
撒き餌とつけ餌の同調である。

そのうち、黒タンウキがじわじわと海中へ沈み、一瞬のうちに、海中へ消しこんだ。
すぐに竿先にのってきた。すごい当たりだ。
どんどん、下へ突っ込んでいく。
タナは、竿1本半とっており、なかなか、浮いてこない。
ハリス2号、耐えれるか!

ようやく、堪忍して、浮いてきたのは、43cm 1.4kgの口太グレ!




43cm 1.4kg 口太グレ
深島 イタズラバエ


良型だ。
以降、当たりは遠のいた。
石鯛の方も当たりは無くなった。

15時、回収の船が迎えに来て、納竿。
帰りも約4時間。さすがにつらい。眠い。
安全運転で帰路へ。。。


大分は遠い。さすがに遠い。こんなに遠いところだったか。。。

以上、葉隠太公望でした。